そもそもデニムジャケットってナニ??

「Gジャン」

「デニムジャケット」

「ジーンジャケット」

「トラッカージャケット」

様々な呼び方があるデニムジャケット。

歴史上、全世界で最も多く作られている「ジャケット、ブルゾン」がデニムジャケット。

だと思います笑。


デニムジャケットの歴史は古く、リーバイス®︎が1936年に発売した「TYPE Ⅰ」ジャケットがオリジナルです。

これがデニムジャケットの原型です。

デニムジャケットは大きく「3種類のモデル」に分けられます。

1st - ファーストから始まり、2nd - セカンド、そして3rd - サードの計3種です。

大戦前から60年代頃までは主に炭鉱などで働く労働者のためのワークウエアでしたが、70年代 ヒッピーカルチャーを皮切りに「デニムジャケット = おしゃれ着」と認識されるようになりました。

そしてこの70年代に爆発的にヒットしたのが「3rd」です。


恐らくデニムジャケットを所有している大半の方がこの3rd TYPEだと思います。

クセがないデザイン、形なので様々なブランドがこの3rdをベースにしてデニムジャケットをリリースしています。


前置きが長くなりましたが、今回ご紹介させて頂くデニムジャケットも3rdタイプになります。


デニムパンツとデニムジャケットは真の”レス”

タイトルにもありますが、デニムジャケットを持っていない方。

数着持っているからこそ言わせていただきますが、ナゼ持っていないんですか?!!

デニムジャケットは全ウェアの中で最も万能なお洋服です。

シーズンレスで着れてジャンルレスに着れる。

こんな便利なジャケット、ブルゾンは存在しません。と思います笑


なぜシーズンレスで着られるのか?

デニム生地って気を使わないんですよね。

シワになろうが多少汚れようが。

全て”アジ”でまるっと収まる。

多少汗をかいてもお構いなし。

丈夫な生地なので洗濯する際もネットに入れてガシガシ洗濯できます。

だから肌の露出が増えるこの季節、サラッと羽織って腕まくりして。

暑くて着てられないなら腰に巻いちゃえばいいですし。


それに対して冬。

レイヤード(重ね着)に使えます。

シャツ感覚ですね。

例えばコートの中にデニムジャケットを着ているだけでこなれ感が出ます。

そしてカジュアルなアイテムですので「オシャレ頑張ってます!」感が緩和される効果も。


なぜジャンルレスレスで着られるのか?

元々はワークウエア。

ということはアメカジですよね。

しかし様々なジャンルのブランドからリリースされているのがデニムジャケット。

モード、ストリートなどなど。

もちろん、デザインはそのジャンル特有のものがありますが、クセがないスタンダードな一着を所有していればどんなジャンルのお洋服とでも合わせられます。


おすすめのデニムジャケットあります!

僕はヴィンテージのリーバイスはもちろん、他のイタリアブランドのデニムジャケットも所有していますが、最も出番が多いのがSIVIGLIA - シビリアの創業者兼デザイナーのサウロ・ビアンケッティ氏が立ち上げたパーソナルコレクション「YCHAI - イカイ」の3rdタイプ デニムジャケットです。

このアイテムの出番が多い理由ですが、とにかく形がキレイ。

僕はボタンを閉めずに着こなすことが多いのですが、その際の見え方を重視します。

開けていてもスタイルが崩れず、全体のバランスをシャープな印象のままキープできる。

これ、地味に重要なんです。


神藤光太郎氏のこだわりが詰まったディテール

加えて細かなディテール。

神藤光太郎氏が携わっていることもあり、ヴィンテージのディテールがふんだんに盛り込まれています。

例えば月桂樹ボタンやチェーンステッチなど(これはマニアックなディテールなので割愛します)。

その他にも襟やカフス、裾などがダブルステッチ仕様になっていますので、抜群の強度を誇ります。


ヴィンテージのディテールが盛り込まれたことによってアメカジ感が強くなるのではないかと危惧される方もいらっしゃるかもしれませんが、次に同アイテムを使用したコーディネイト例をご紹介いたします。


大人の男性がデニムジャケットを着こなすなら

ボタンを締めた際、開いた際のシルエット、いかがでしょうか?

特に開いた際のジャケットの身幅と丈感のバランスに注目していただきたいです。

絶妙です!

野暮ったくならず、程よい長さ。

この丈感があと数センチ長い、短いで見た目の印象は大きく変わります。

細身のパンツとの相性も抜群ですが、僕はBERWICH - ベルウィッチのSCOTCH -スコッチに合わせることが多いです。

ワイドテーパード パンツとの相性も抜群に良しですよ。


長々とうんちくを交えながらご紹介させていただきましたが、デニムジャケットは、

いかに子供っぽくならずに、大人のデニムジャケットコーデの良さを引き出すか。

これが重要です。

これらのうんちくも踏まえ、大人に相応しい一着が今回ご紹介したYCHAI - イカイのデニムジャケットです。

是非ご検討ください。