
デニムの人気と魅力
デニムはアメリカの開拓時代の作業着をルーツに持つ、タフでカジュアルなアイテムです。これはオトコらしさの象徴であり、ラフな着こなしからドレススタイルのアクセントとして幅広く使え、メンズファッションにおいて欠かせない存在です。
現代のデニムは進化し続け、さまざまなシルエットやブランドが登場しています。特に40~50代のファッションに適したデニムを選ぶのは迷うかもしれません。そこで、流行に左右されないイタリアンクラシックなファッションを提唱するBEKKU HOMMEでは、アメリカのアウトドアブランドに代わり、ファッション性の高い洗練されたヨーロッパブランドをおすすめしています。
ヨーロッパブランドのデニムの特徴
ヨーロッパブランドのデニムはアメリカと異なり、ファッションアイテムとして位置づけられており、時流に合ったファッション性が魅力です。特にイタリアデニムは綺麗なシルエット、快適なフィッティング、ストレスのない生地感に重点を置いており、おすすめの選択肢です。
オススメのシルエット
上品に美脚効果もねらえる
「テーパードシルエット」
テーパードは腰回りにゆとりがあり、足首に向かって細くなるシルエットで、太もも部分は比較的ゆったりしています。これにより、美脚効果が生まれ、下半身をスッキリと見せ、清潔感と上品な印象を与えます。また、腰回りの締め付けも少なく、リラックスした着心地も特長です。


テーパードシルエットを
カッコよく着こなすためのコツ
1. ジャストサイズを選ぶ
テーパードシルエットの最大の魅力は綺麗なラインです。ヒップから裾に向かうラインが重要で、余分なゆとりがあるとその効果が損なわれます。ジャストサイズを選ぶことで、驚くほどストレスなく着用できます。




【左 31インチ着用】
全体にズドンとメリハリのないシルエット。股に余裕があり過ぎてモタつく印象。
【右 29インチ着用】
腰回りのフィット感があるのでヒップラインがキレイになり、腰位置が高く見える。
シャープな印象が強くなる。
2. 丈を長く合わせない
脚長効果を狙い、裾を長めに残すことが一般的ですが、ノークッションのジャストレングスをおすすめします。裾に弛みが出来るとシルエットが損なわれます。ジャストレングスにすることで脚長効果を生み出し、清潔感と上品な印象を強調します。


【左足/丈長め】
長めの丈をご所望の方で多いのがジャスト+5cm程の長さ。
この長さになると弛みが出来過ぎて野暮ったい印象になります。
【右足/丈ジャスト】
ノークッションのジャスト丈に合わせるとたわみのないスッキリしたシルエットに。
膝下も長くなり、逆に足長効果も生みます。
O脚など脚の形にお悩みの方はハーフクッションが出来るくるぶし下の長さで合わせると
シルエットがキレイに見えます。
おすすめのテーパードデニム
1. PT TORINO
ビジネスやドレスシーンで評価の高いイタリアのパンツ専門メーカーで、スラックスライクなシルエットが特徴です。特に「SWING」モデルはスラックスライクなフィッティングと美しいテーパードシルエットで、スラックス然としたドレスな雰囲気があります。また、テイラードジャケットとの相性も良く、オトナにふさわしいデニムと言えます。
2. RED CARD TOKYO
日本のデニムブランドとなりますが、RED CARD TOKYO もおすすめのブランドです。こちらは岡山産のデニム生地やヴィンテージ加工を得意とし、日本人の体型とトレンドに合ったデニムを提供しています。特に「RHYTHM」モデルは浅めの股上と流れるようなテーパードシルエットが特徴で、他のブランドと比べて適度なフィッティングがあり、幅広いスタイルに合わせることができます。価格設定も魅力的で、コスパ抜群のデニムです。
テーパードデニムを使用したスタイリング
イマドキの着こなしに重要とされるリラックス感を醸しながらすっきりとした足元でメンズコーデに洗練された印象をもたらしてくれ、ラフなコーデはもちろんのこと、ドレススタイルのハズしとしても着こなせるテーパードデニムの着こなし例をご紹介します。


スラックス然としたテーパードシルエットはテーラードジャケットとの相性バツグンです。
フェイド感のある色褪せたデニムでもクリーンな印象を保ったコーディネートが組めます。


ローファーなどの革靴との相性もすこぶる良く、休日のリラックスしたカジュアルスタイルも上品な印象をプラスしてくれます。
デニムは年間通して着用できる数少ないアイテムで、ワードローブになくてはならない必須アイテムでもあります。
今のデニムスタイルに違和感を感じておられるなら、オトナ上品なテーパードデニムに履き替えてみませんか?