寺沢ブラシ製作所 テラサワブラシセイサクジョ

寺沢ブラシ製作所
テラサワブラシセイサクジョ

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江戸屋のブラシの植毛している職人 寺沢一久氏が手掛ける手植えブラシ

工業用ブラシの中には、今でも手仕事でつくらなければ、性能を発揮できないものが数多くある。汚れを落とすためのブラシ、混入している異物をより分けるためのブラシ、研磨のためのブラシ、除電のためのブラシ。それぞれの用途に合わせて、動物の毛を植えるのか、金属線を植えるのか、またどのくらいの長さにするのか見極めながら、一つ一つ毛材を植えていく。

寺沢ブラシ製作所は、工業ブラシを手植えする工房として、1964(昭和39)年に創業。当初は金属の毛材専門で、ロードスイーパーと呼ばれる路面清掃を行う特殊車両に装備されているブラシの試作は、金属ブラシの名工であった創業者の手によるものだったそうだ。現・代表の寺澤一久氏は、創業者である父の跡を継ぐ二代目。毛材に動物の毛、ナイロン、植物繊維などを扱うようになったのは、一久氏の代からだという。

手植えブラシに携わる腕の良い職人の数も年々減り、寺沢ブラシ製作所には全国からオーダーが舞い込む。その一つ一つに、誠実な仕事で応えている。